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Time Is More Than Money

旅・書評・仕事

【東マレーシア】サバ州コタキナバルのドゥスン族の村に行ってきました。

こんばんは。

先月の5月30日から6月3日までの5日間ボルネオ島のコタキナバルにある村まで旅行をしてきました。

大学で知り合った友達が帰省するから良かったらついておいでということで、

めったに無い機会だと思い、エアアジアで弾丸ツアーを観光してきました。

 

ボルネオ島はマレーシアの半島側ではない部分です。

インドネシアブルネイとの国境があり、サバ州サラワク州に分かれています。

私が行ったのはサバ州のコタキナバルからさらにタクシーで1時間半ほど走った山奥にある、ドゥスン族の村でした。

 

まず、サバ州についたら、国内移動にもかかわらず、パスポートをチェックされ、スタンプまでされたので驚きました。

連邦制は日本では馴染みがないので、全く別の国という意識なんだなということをここで実感しました。

 

ドゥスン族とはサバ州で3割ほどの人口を占める民族で、一番多いことになっています。

昔から存在した伝統的な狩猟民族で、言語はマレー語をもちろん話しますが、全く別の言葉であるドゥスン語も話すことができます。

宗教はカトリックで、村の至る所に、マレーシアに似つかわしくないカトリック教会が立ち並んでいます。

 

ですが、そこまで敬虔という感じではなく、日曜礼拝なども行っていないなーという感じを受けました。

友人の家に就いた瞬間歓迎を受け、ビールや伝統料理、伝統酒(日本酒みたいなにごり酒)を進められ、あっという間に溶けこむことが出来ました。

とにかく大家族で、友人の叔父叔母、兄弟、祖父母、従兄弟、などが一同に集まっていて賑やかでした。

日本の正月のような感じで、少し懐かしくもなりました。

 

実際、顔立ちなどはいろいろな血が混ざっているようで、非常に日本人に近いです。

普通に日本を歩いていても外国人には思われないと思います。

 

ドゥスンの人々はみな人柄がよく、異邦人である我々を拒むことは全くなく、受け入れられすぎて逆に混乱してしまいました。

日本人は往々にして、ゆっくり相互関係を築いていく人が多いと思います。

自分もその一部なので、会う人会う人が悪く言えば馴れ馴れしく話してくるので非常に疲れました。

でもとても新鮮で楽しい時間を過ごせたと思っています。

 

それにおどろくべきことに、友人のお母さんが日本の童謡を唄えると言って、歌ってくれました。

歌詞は少し間違っていましたが、間違いなく「チューリップ」のメロディだったので、おどきました。

何故唄えるのか問うと、両親に教えてもらったそうです。大東亜戦争で日本が統治していた際、日本の童謡が広まったため、唄える人がいるとのことでした。

 

 

普段クアラルンプールでしか過ごしていない私にとっては、それがマレーシアの全てだと思っていましたが、

彼らが中心のサバを体験したことで、またマレーシアの見え方も大きく変わりました。

しかもドゥスン以外の民族も華人なので、マレー人はほとんどおらず、全く別の国です。

道も舗装はされていますが、とても狭いし、夜は暗く、まだまだクアラルンプールのようには発展していません。

 

また、強く感じたのは日本みたいに全員が同じ言語喋って、全員が「自分たちが日本人」っていう自覚があるのって奇跡だなってことです。

彼らは一応マレーシアの法律、制度に従い生きていますが、民族の誇り、言語、宗教を大切にしています。

 

マレーシアの国家自体は「1Malaysia」というスローガンを掲げて、

自分たちがあらゆる民族が混ざりながら共存している国家ということを宣伝していますが、

実際そのような意識がマレー人以外の民族にあるかどうかはわかりません。

そういうことに気付けただけでも有意義な旅でした。自然が豊かな場所なのでマレーシアにきた際は立ち寄ってみてもいいかなと思います。