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チームは何のためにあるのか?

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最近、チームやグループ、集団で活動をすることが増えた。大学にいたときもチームで活動することはもちろんあったが、4月から毎日仕事をするようになり、チームでの活動量が圧倒的に増えた。というより今のところ、チームでの活動しか無い。

これだけチームで活動していると、チームを組んで仕事をする上でのメリット・デメリットが身にしみてわかってきた。世の中にチームが無数にあるのは、チームを組むことでのメリットがデメリットよりも圧倒的に大きいからだが、ここで改めて、何故チーム、集団というものがあるのかを考えてみたい。

 

チームを組む2つの意味

チームを組む上での大きなメリット、意義は2つあると思う。それは量的な成果をあげることと、質的な成果をあげることだ。

一人では到底できないような大きな課題に向かう際、人々はチームを組み、その課題に取り組む。その課題の大きさが量的な大きさなのか、質的な大きさ(難しさ)なのかで、チームに求められるものがガラッと変わってくる。

量的な課題の場合だと一刻も早く役割を分担し、それぞれが役割を理解し、タスクを淡々と遂行していくことが求められる。

 

クリエイティビティが求められる質的な成果

一方チームで成果を出すのが難しいのが質的な成果を求められる場面だ。たとえば何かプランをチームで考える、現在起きている問題の解決方法をチームで考える、というような場面だ。この場合求められるのは役割分担よりもチーム全体のクリエイティビティだ。

チーム全体でクリエイティビティを発揮する。これは非常に難しい。やりかたしだいでクリエイティビティが0にもなるし100にもなる。

チームでクリエイティビティを発揮して質的な成果を出す際に必要になるのが、意思決定の方法、議論の方法がどれだけ明快か、議論における用語の定義は全体で統一されているか、そもそも課題の理解にズレがないかの4点だ。

もちろんこれ以外にもあるとは思うが、とくに用語の定義や課題の理解というのは成果に大きな影響を及ぼす。

 

量的な課題の場合

個人プレーの総和=チームの成果

となることが多いが

質的な課題に取り組む場合そうなるとは限らない。むしろ

個人プレー×個人プレー×個人プレー....=チームの成果

というふうになり、誰か0近づくほど、成果が落ちる。

 

したがってチームを組んで課題に取り組む際に重要視したいのは、まずは課題自体がどちらのパターンなのか?ということだ。

そしてそのパターンに応じてやるべきことを決める。

単に「チームで何かをやってください」と言われた時に、単に役割をただ分担してそれぞれで作業すればいい、と思いがちだが、まずは課題を見極める。そうすることでチームを組む意味が増すように思う。

 

つづく