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【残念】日清のカップヌードルミュージアムに行って感じたこと

本日、大学で

インドネシアの学生6人をみなとみらいのカップヌードルミュージアムに連れていく」

というミッションが与えられまして、初対面の学生6人を連れていってまいりました。

 

ココです↓

カップヌードルミュージアム

 

正直、初対面の学生をアテンドするくらいは朝飯前で、久々に英語使えるし

友達も増えるかな~という感覚だったのですが、私には今回のミッションを聞いた時にひとつの不安がございました。。

 

 

というのもインドネシア人は皆イスラム教徒でございまして、

食事に関して豚やアルコールなどを避けなければいけないという掟があるのです。

カップヌードル、ラーメンといえば豚肉のエキスが入っていることくらいは想像がつくし、

コロチャーとよばれる具材も豚なのは明らかだし、、、という感じで不安でした。

 

カップヌードルミュージアムといえば自分のオリジナルのカップヌードルを作れるのが売りですから、

それを宗教上の理由で楽しめないなんてことになると、来る意味あるのかなと、、

そんなことを考えておりました。

 

し か し、

実際に日清食品という日本を代表する巨大企業は、インドネシアをはじめとするイスラム圏にも進出し、

実際にイスラムで規律に触れていない「ハラール」という認証を受けた製品を売り出しています。

だ か ら

 一抹の不安を覚えつつも、ムスリムベジタリアン向けのメニューなんかも用意してるだろうと推測して、ミュージアムへ向かいました。

 

そ し て

結論から申し上げますと、、こんなかんじでした。。

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最初に選ぶスープの全てが「豚肉入り

それはよしとしても英語で「All of the soup include pork. 」的なインフォメーションもなし。。

これが日本を代表するグローバル食品企業の博物館なのかと思うといささかのショックを覚えました。

 

そもそもハラールの是非なんて議論もあるのですが、それを差し置いて考えてみても

企業の名を冠した博物館っていうのはその企業のブランドストーリーの発信基地だと思います。

ましてやみなとみらいという世界の観光客が訪れる場所にあるのだから、もう少し世界に向けた情報発信、ブランド発信をしていくべきではないのかなと思います。

仮にムスリム来訪者自体が少なくても、「ベジタリアン対応」「ムスリム対応」という表記が

日本人や他の外国人観光客の目につくだけで、日清という企業のブランドイメージ向上につながるのではないかと思います。

 

食品企業であるにもかかわらず、日清のあまりに視野を欠いた有り様に驚いた1日でありました。