体験をデザインすることの重要性
マーケッター界隈では言い古されている言葉かも知れないが、体験をいかにデザインするか、ということの重要性はかなり高まってきている。
モノが溢れている時代、消費者は機能を備えたモノ意外のコト、体験による便益を求めている。
例えば小売業でもこれまでより多くのモノをより安く揃えるということが重要だったが、店に入ってからモノを選んで買うというプロセスがどれだけストレスなく、かつ楽しくできるか、というのがそのショップであったりモールの価値になっている。
最近の小売業ではこの"体験"という言葉はうるさく言われており、最近続々と出来ている東急プラザ銀座や新宿のニュウマン等の新しいモールはそういったユーザーの体験に重きをおいているように感じる。
製造業においてもiPhoneの登場以来、製品の機能よりもユーザーエクスペリエンスのデザインが重要であるということを各社が認識し始めてきた。
Kaizen Platformの須藤さんが「続・インターネットストラテジー」というNewsPicksの連載で
「プロダクト=顧客体験を生み出す全て」といっていたように、製品を認知してから購入し利用または運用するまでの体験全てがプロダクトである時代になっている。
世に出ている新しいツールやサービスには顧客体験までしっかり練られているが残念ながらそうでないものはたくさん多い。
例えばオフィスビル1つとってもそうだ。
これまでは素晴らしい立地に美しい見栄えと強固なセキュリティを兼ね備えたビルを立てておけばよかった。
ただそんなビルはどんどん溢れてきて、そこに有るコンビニの質や場所、飲食店の雰囲気、入館するまでの動線、全てにおいて顧客の期待を上回るようにデザインをしなければ生き残っていけない。
そういうある種の嗅覚的なものがあるかどうか、自分が体験した時にしこりが残らないか、、そこまで考えないとこの日本という消費者が以上に成熟している市場では行きていけない。
そんな感じで最近感じたことをメモったところで、、終了。