勝負の土俵を変えてルンバに挑むPanasonicルーロの広告
今日はJR巣鴨駅にてこんな広告を発見。
土俵を変えてルンバに挑む
この「ロボット掃除機は●から▲へ。」というこの文章、考えた人えらいと思う。
ロボット掃除機といえばiRobot社のルンバが有名であり、市場自体はこちらのサイトによると、2012年時点38万台売れており、2018年に90万台に達すると言われているので、まだまだこれからと言っても問題ではない。
とはいえ、市場におけるルンバの存在感は凄まじい。
そこで、Panasonicはルンバと同じ土俵で正面から挑むということを捨てた。
「ロボット掃除機は●から▲へ。」というメッセージにより、ロボット掃除機市場を
「●型ロボット掃除機の市場」
「▲型ロボット掃除機の市場」
の2つに分解することで、消費者に「●型ロボット掃除機」があたかも時代遅れであるかのように印象付けている。
マーケティングがうまくなりつつある日本の家電業界
ダイソンやiRobotのようなデザイン性に優れた欧米の企業にシェアを食われている印象が強く、あまりいい話を聞かなかった日本の家電メーカーだったが、これまでのように多機能性や、スペックばかりを訴えるマーケティングではなく、こういう土俵を少しずらす、というマーケティングを行っているのを見て、少し安心した。
ルーロがどれだけ売れるかに注目したい。