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【Bahrain】アラブ人の遊び場バーレーン

こんにちは。中東周遊旅行も後半戦です。

ドバイ→ドーハのあとバーレーンに来ています。とはいっても、今日で観光は終え、今はバーレーン国際空港でオマーン行の飛行機を待っています。

 

長い旅行な上に飛行機を頻繁に利用しているので、そろそろお金が底を尽きそうです。

中東はそこまで物価も安くなく、感覚的には日本と同じくらいなので、貧乏旅行には適していません。

先程も空港までバスと徒歩でたどり着こうとしていたのですが、徒歩の途中で暑くてばててしまい、

停車していた車の運転手に道を聞いたところ、空港まで乗せて行ってくれると言ってくれ、信頼できそうなアラブ人だったので乗せてもらいました。

おかげでバス代200フィル(60円)程度でホテルから空港まで辿り着くことが出来ました。

 

バーレーンアラビア半島の東に位置する小さな島で、面積は東京23区と川崎市を合わせた面積と同じだそうです。(外務省HPより)

小さな国ですが、主要産業は石油なので、首都のマナーマには高層ビルが立ち並び、近代化が進んでいます。

 

もちろんバーレーンイスラム国家ですが、そこまで厳しいと感じることはなく、観光客向けのバーやクラブも多かったように思いました。

というのも、実はバーレーンは橋を使えばサウジアラビアから車で1時間で行けてしまうので、

多くのサウジアラビアのお金持ち達が夜のクラブやバーに遊びに来ています。(もちろんお酒は飲んでいません)

驚くべきことに、バーレーンでは、バーレーンの通貨であるBD(バーレーン・ディナール)の他に、サウジアラビア・リヤルが10リヤル1BD として出回っています。

普通にカフェのお釣りで出されてびっくりしてしまいました。

 

写真:サウジアラビア・リヤル

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アラブ諸国こそ、通貨を統一した方が便利なんじゃないかとも思いますが、進まない理由でもあるのでしょうかね。

カタールリヤルとUAEディルハムなんかはほとんど、価値が同じでしたから、比較的簡単に統一できそうな気もします。

 

そんなこんなで、アラブ人の遊び場である、ホテルのバーに行ってきたのですが、ここが凄まじい無法地帯でした。

妙にアジア系の女性が多いなーと思っているとほとんどが中国系の娼婦で値段を言っては自分を買わないかとバーに入る男性に迫っていました。

ホテルも公認なのか、アラブ人はこれが目当てなのかはわかりませんが、わざわざバーレーンにまで出稼ぎに来ている商魂に驚きました。

 

娼婦だけでなく、先の2カ国同様、出稼ぎ労働者の多さに驚いています。

ほとんどがインド系パキスタン系ですが、バーレーンではタイの出稼ぎ労働者にも出会いました。

タイは失業率がほぼ0に近いにもかかわらず、給与が高いという理由でアラブの孤島まで来ているようです。

しかし、ここに来ても大した仕事にありつけるようには思いませんでした。

 

バーレーン国立博物館に行ってきたのですが、訪問者の何倍もの警備員、清掃員を博物館でみかけました。

究極のワーク・シェアリングで、無理やり仕事を作って、出稼ぎに給与与えているようです。

料理店なども同じで客の割に従業員が非常に多いです。

日本の箱モノも同じような構造かもしれませんが、もっとあらゆるものを最適化して、効率よくやっていかないと石油が無くなったあとが大変だろうなと思います。

 

でもバーレーン、中々楽しい街でした。

上の写真はムハラクという空港近くの街で、古き良きアラブを感じることが出来ました。空港まで乗せて行ってくれたバーレーン人と会ったのもここです。

下の写真は綺麗なアラビア湾です。

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では、搭乗してきます。