【5日目】ブリュッセルにて悪質なスリに遭った話
02/09 ブリュッセルにてルパン現る。
TGVタリス号でブリュッセルへ
02/09の朝にパリ発のTGVでブリュッセルへ。
2時間程度で行くことができるうえにユーロスターよりも快適だった。
車体はこんな感じ。
ブリュッセルに到着し、地下鉄に乗りホステルへと向かったのだがベルギーのメトロには監視カメラもあったり、警察も同乗したりしていて、中々治安が悪い様子。
街を歩いている際もひっきりなしにパトカーがサイレンと共に走り回っていて物騒だった。
壮麗な建物が立ち並ぶブリュッセル市内
とはいってもブリュッセルはかなりいい街。
人工は113万人そこそこで大きさこそはロンドン(830万人)・パリ(221万人)など世界的大都市には劣るが、それらの2都市にはない魅力をもっている。
まず世界遺産であるグランプラス付近。
グランプラスは市庁舎などが集まった広場で見るからに壮麗な建物が立ち並ぶ。
そしてグランプラスを中心にベルギーを代表するビールショップやゴディバやビタメールなどのチョコレートショップがずらり。
ベルギーのビアショップ。有名な地ビールから修道院で作られたトラピストビールと呼ばれるビールが売られている。
街の至るところにあるノイハウスというチョコレート屋。
その周辺を回ったあとは王宮周辺へ。王宮もかなり豪華。
個人的にはバッキンガム宮殿よりも好きな建物。
事件発生
そのあとは商店街などでふらふらとしていたのだがそこで事件は起きた。
ヌーブ通りというショッピングストリートで食事をすることになり、Quickというハンバーガーチェーンへ。
店に入り注文を済ませ、2階の座席へと着席。
そこで友人がトイレにたつ。
ベルキーはあちこちにトイレがあるわけではないので、飲食店でトイレに立つのは当たり前で、いつも交互に席を立つようにしていた。
いつものように友人がトイレから帰ってくるのを待っていると、そこに一人の物乞いがあらわれた。
物乞い自体もヨーロッパでは珍しくなく、通常は缶をもってお金をいれるように迫ってくる。
Noといったり無視したりしていれば普通は離れてくれるのだが、今回の物乞いは違った。
「食べ物を恵んで欲しい」というようなフランス語が書かれた紙を掲げながら、自分にせまってくる。
自分はいつものように無視を決め込む。
するとその物乞いが友人のポテトに手を伸ばそうとした。
そこで自分が払い除けようとするとさらにしつこくポテトに迫ろうとしてきた。
正直ここまでしつこい物乞いは初めてだった。
マレーシアや他の国でもファストフード店での物乞いには会ったことがあった。
しかし無視すれば立ち去るしポテトをとろうとすることもなかった。
その物乞いはかなりしつこく取ろうとするので「Leave here, or.I call police.」と怒鳴るとようやく立ち去った。
そして友人が帰ってきて1時間ほどして食事を終えて店から出ようとすると、、、、、、、、
財布がない。
友人の鞄から財布がなくなっている。
そう。自分が物乞いに対応している間に友人の鞄から第三者が鞄から財布を抜き取っていたのだ。
やられた。
おそらく入店時から自分達のことをつけていたのだろう。
鞄を盗むのではなく財布だけを盗んだのはすぐ気づかせないためだ。
かなり戦略的な手口。
注意をひきつけている間に財布を奪われる。
こんな海外では王道な作戦にしてやられてしまった。
幸い、財布の中に現金はなく、盗まれたのはカードのみで実害は少なかったが、荷物を見張っていたのに取られてしまったという精神的ショックは大きい。
やはり貴重品は肌身離さず持っているのが一番であるということを思い知らされた。
ヨーロッパが東南アジアよりも治安が悪いということも。
被害届を作るのに警察へいったところこのような手段はよくあるらしい。
ファストフード店の監視カメラをチェックしてくれるそうだが、二度とこんなことに巻き込まれたくない。
海外に行く際は、どうぞお気をつけください。
そんなこんなありましたが、ブリュッセルはいい街です。
グランプラス付近の夜景は最高。